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2008年1月より、第3代目の日本検査血液学会理事長に就任するにあたりまして、一言ご挨拶申し上げます。
本学会は2000年3月に結成され、そろそろ9年目を向かえることになります。
種々の苦労の後、本学会の結成が決まり、3月25日に設立評議員会を向かえることができた喜び、7月22日に東京大学安田講堂で開催された第1回学術集会の熱気を、今も忘れることができません。
臨床検査専門医、臨床検査技師、血液専門医さらに関連企業で血液検査に関わる方々が集って、検査血液学に関する研究、教育、検査業務について学術集会の開催、学会誌や図書の刊行、講習会などを通じて情報交換して社会に情報発信していくことを目的として発足しました。
初代理事長の渡辺清明先生は、「検査血液学の向上」を活動目標に掲げ、1)血液疾患診断法の研究、2)血液検査の標準化、3)新たな検査法の開発、4)検査診断システムの確立、5)血液認定技師制度の推進などを課題として提起しましたが、これらはいずれも着実に成果を挙げてきております。
会員数も順調に増え2000人を超えて、第2代の中原一彦理事長の時代となりました。この期になり、はじめやや停滞していた標準化委員会の活動もようやく順調に進むようになり、血球計数標準化小委員会では3回のサーベイを行い、血球形態標準化委員会ではその成果を学会ホームページに掲げて会員の意見を求めております。
また血栓止血検査標準化委員会では現在FDP・Dダイマー測定の標準化作業が進んでいます。
血液認定技師制度も順調に進められ、認定技師の数も増えてきていますが、さらに骨髄認定技師(仮称)制度の立ち上げに向けて委員会を設置して準備に取りかかっています。
学術集会も昨年の福井での第8回学術集会では始めて大学外に出ての開催となりましたが、本学会のモットーの一つである「学会の本来の姿に戻そう」に則り、華美にならず、実のある学会としてやはり熱気あふれる学術集会でありました。
さて今年度から第3期体制に入りますが、基本的には今まで築かれてきた本学会の特徴を生かしつつ、さらに次世代の「検査血液学」を担う若い世代を育てる企画を考えてみたいと思います。
一つは学術・教育委員会を中心に若手を育てる教育プログラムをさらに充実させたいと考えています。
また、それと連動して学会雑誌の方でも新しい知見を加えた教育シリーズの充実をお願いしたいと思います。
このような企画から、さらに若手の技師の参加、血液専門医をめざす若手の医師からの参加も促すことができれば良いと考えています。
臨床検査技師の教育は3年制から4年制教育が主流となりつつあり、多くの大学では修士課程あるいは博士課程の大学院の設置も進んでいます。
将来の臨床検査を背負って立つ臨床検査技師を目指す学生の皆さん、大学院学生の皆さんにとっても役立つ学会になれればと考えております。
医師、臨床検査技師、研究者、関連企業の方々が互いに協力し合って「検査血液学」をさらに充実させ、役立つものにしようではありませんか。
皆様方の力強いご支援をお願いいたします。
今まで順調過ぎるくらいに発展してきた本学会だけに、この隆盛を維持し、さらなる発展に結びつけていけるかどうかが将に問われているときであり、そうした意味で今期は正念場と考えられます。医師・技師・企業の三位一体となった運営形態のもと、是非、会員の皆様のご協力とご鞭撻をお願いして、就任の挨拶とさせていただきます。
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